第1シリーズの連載が終了しました。
掲示板にも多数のご意見やご感想を頂き、
ありがとうございました。
みなさまのご意見を第2シリーズに
生かしていきたいと考えております。
反応を見ていると、松本零士さんやJASRACについての
声が比較的多いようですね。予想通りではありますが。
今回の連載では、松本さんのインタビューを担当しました。
その模様は、動画にもアップされています。
「そば屋さんやうどん屋さんは守ってもらえないのに」
「孫のために創作するならやめてしまえ」
そうしたご意見があります。
いわゆる「クリエーター」ではなく「サラリーマン」の私にとっては、
たしかに、同意できるところもあります。
ただ、実際問題、保護期間を延長したところで、
創作家の死後50年にわたって、
経済的利益を生み出すほどの作品が、
どれだけあるかと考えると、実はそれほどない。
それほどまでの作品であれば、守られてもいいとも思います。
ベルヌ条約で保護期間は50年とされていますが、
国の事情で独自に決定できることになっていて、
EUやアメリカといったいわゆる先進国では
70年がスタンダードになりつつあります。
延長反対の立場なら、
「日本独自の知財の考え方がある」
賛成の立場なら、
「国際基準に合わせるべきだ」
どちらも、耳ざわりよく聞こえます。
松本さんは言います。
「基本は世界にあわせて70年、あとはフリーにしたいなら、
すぐにでも個人の裁量できめられるようにするべきだ」
日本文芸家協会の芥川賞作家三田誠広さんは言います。
「70年にするべきだが、アーカイブかが必要なものなどのために、
ネットなどについては特例で認めるべきだ」
青空文庫の富田倫生さんはいいます。
「打ち切らないと多様な展開ができない。特殊な救済などで、
逃げるべきではない」
いずれもまた、理解できる意見です。
創作者か利用者か。
創作のジャンルは。
その立場によって、意見は異なります。
この問題については、
賛否双方の立場の組織ができています。
議論をは尽くすべきなのですが、
この問題は、おそらく平行線をたどるでしょう。
3月あたりからは文化庁で議論も本格化しますが、さて。
企画はまだまだ始まったばかり。
最新の動きを追いかけながら、掘り下げていきたいと思います。
*掲示板のご指摘へ
企画の中で「北国の春」の歌詞を引用しました。
これについて、許諾などについてちゃんととっているのかと、
ご指摘をいただいておりましたが、
事前にJASRACに許可をえています。
ご心配をおかけいたしました。
(文化部・酒井潤)


by niank
違法DVD販売の現場!!